髪がパサパサになるのはどうして? パサパサを改善する方法を解説!

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ヘアスプレーをする男性
目次

    髪の内部の水分が抜けてしまうと髪が乾燥してしまい、傷んでパサついてしまいます。主に髪の外側にあるキューティクルがダメージなどにより剥がれてしまうことで、髪の内側から水分がなくなってしまいます。パサつきを改善するためには、髪がダメージを負う原因を押さえるようにしましょう。

    そこで今回は、髪がパサついてしまう原因について紹介します。

    髪がパサパサになる原因とは?

    髪を気にする男性
    髪は扱い方に注意しないと傷んだり乾燥しやすくなったりします。髪の健康状態を良好に保つためには、髪がパサついてしまう原因を把握することが大切です。

    髪が乾燥してパサついてしまうはキューティクルが傷むことが原因

    髪がパサパサする最大の原因は、キューティクルが傷むことです。キューティクルとは、髪の一番外側にある組織であり、うろこ状のものが4枚~10枚ほど重なっています。

    キューティクルの主な役割は髪の内部にある水分やタンパク質などの栄養素が失われるのを防ぐこと、そして外からの刺激から髪を守ることです。また、このキューティクルが正常に保たれることで、髪の表面が保護され、ツヤのある髪になると言われています。

    髪の毛の乾燥|内部の水分が足りない

    髪の毛がパサパサついてしまう大きな原因は、髪の内部に含まれている水分が出てしまうことです。肌と同じように髪の毛も乾燥することで状態が悪化してしまいます。

    特にキューティクルが傷んでいる、つまりキューティクルがうろこ状に整列しておらず浮き上がってしまっている状態だと、そこから髪の内部の水分が抜けてしまい、結果として髪が乾燥してしまうのです。

    合わないシャンプー|必要な皮脂まで落としてしまう

    髪の毛に合わないシャンプーを使うことでもキューティクルが傷んでしまう可能性があります。キューティクル同士の間にはMEA(18-メチルエイコサン酸)という成分が含まれていて、この成分は脂質です。脂質であるMEAがキューティクルの間を満たすことで髪の潤いを保つのに重要な役割を担っています。

    もし髪の毛に対して洗浄力が強すぎるシャンプーを使ってしまうとどうなるのか。MEAは脂質であるため、潤いを保つために必要なMEAまでも落ちてしまうでしょう。その場合キューティクルは一層開きやすくなり乾燥してしまい、髪が傷んでパサパサになってしまいます。

    ドライヤーのかけすぎ|熱によりキューティクルが硬く

    髪を乾かすときに髪に与える熱にも注意しましょう。熱を与えすぎるとキューティクルが傷んでしまい、髪が乾燥して傷んでしまいます。キューティクルは熱に弱く、高熱を当ててしまうと硬くなってしまい剥がれやすくなってしまいます。そしてキューティクルが剥がれた場所から水分が逃げてしまいパサパサになってしまうのです。

    間違ったヘアケア|髪の毛に負担がかかってしまう

    ヘアケアは髪を健康に保つために大事ですが、重要なことは正しい方法で実施することです。やり方を間違えると逆にキューティクルが傷んでしまい、髪がパサついてしまう原因になります。

    例えば、シャンプー前のブラッシングは洗浄効果を高めたり髪の毛にツヤを出したりするのに有効です。しかし、ブラッシングをやり過ぎてしまったり、力を入れ過ぎたりすると、ブラシと髪の毛が摩擦してキューティクルが剥がれてしまうことも

    このように髪に余計な負担を与えてしまうことで、髪が傷み乾燥しやすくなってしまうので注意が必要です。

    ヘアカット|間充物質が流出してしまう

    ヘアカットは髪の手入れで一般的ですが、短い期間に髪を何度もカットすることは髪を傷める原因になり得ます。これは、ツヤや弾力を与える間充物質がカットした髪の断面から流れてしまうからです。

    この間充物質は髪の内部を構成するケラチンなどの物質であり、健康な髪にはしっかりと間充物質が詰まっています。この間充物質が流れてしまうことで、髪の毛の健康が損なわれて傷んでしまうのです。

    パーマやカラー・縮毛矯正|薬剤や熱処理などが原因に

    髪の毛をカットするよりも、パーマやカラー・縮毛矯正はさらに髪に負担をかけてしまいます。パーマやカラー・縮毛矯正は、髪の毛に薬剤を塗ったり熱をかけたりして、好みのヘアスタイルにするものです。

    そのため、短期間に何度も髪を染めたり、パーマをかけることで髪に大きな負担を与えてしまいキューティクルが傷んでしまい髪がパサパサになります。

    環境によるダメージ|紫外線やプールの塩素など

    髪の毛はここまで紹介した要因以外にも、環境によってダメージを受けることがあります。例えば、紫外線やプールの塩素はキューティクルが傷んでしまう原因になりやすく、日差しが強い日は髪への負担が大きくなってしまうので注意が必要です。

    また、温泉も髪にダメージを与える可能性があり、温泉の泉質はアルカリ性であることが多く、アルカリ性は髪内部の成分を洗い流してしまいます

    美しい髪になりたい! パサパサ対策方法を解説

    タオルドライをする男性
    一度、キューティクルが傷んでしまった髪の毛は元に戻すことはできません。しかし、キューティクルを正常に保つ方法はあります。

    ここからは髪の毛を美しい状態に保つ方法を紹介していきます。

    髪を洗う時|おすすめのシャンプーやトリートメントとは

    髪の毛を洗うときは、なるべく髪の毛に負担をかけない優しいものを選びましょう。汚れはお湯だけでも8割は落とせるといわれているので、シャンプーに頼らずにお湯で洗うのも有効です。

    また、シャンプーの中でもアルコール系のものは刺激が強く、髪の毛の皮脂を落とし過ぎてしまいます。シャンプーを使う場合は、髪の毛に近い成分を使った「アミノ酸シャンプー」を使用するのがおすすめです。

    髪の乾かす時|ドライヤー&タオルドライの方法を見直そう

    髪を乾かすときは、熱風をできるだけ使わないようにしましょう。ドライヤーの熱は髪・キューティクルに大きな負担をかけてしまうもの。そのため、シャンプーをした後はタオルでしっかり水分を取ることで、ドライヤーの時間を短縮できます。ドライヤーを使うときは熱風を使わずに、髪の毛から離して使うようにしましょう。

    とはいえ、髪の毛に水分が残っていることもまた乾燥する原因になるので、毛先までしっかりと乾かします

    生活習慣|髪や頭皮にやさしい生活を送ろう

    髪の毛の状態を健やかに保つためには、生活習慣を見直すことが大切です。例えば、睡眠中には髪の成長を促す成長ホルモンが多く分泌されるので、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。

    髪を作る栄養素を摂ることも重要です。髪の毛を作るタンパク質や亜鉛などの栄養を摂っていなければ、髪が痩せてしまい傷みやすくなってしまいます。

    また、紫外線によって髪の毛はダメージを受けてしまうので帽子をかぶるなど、紫外線をカットして髪を守ることも大切です。

    スペシャルケア|プロの手を借りて髪と頭皮を健やかに

    髪の状態が悪い場合やもっと綺麗にしたい場合は、自宅でのケアだけでなく美容院でプロの手を借りるのもおすすめです。最近では、美容室で行うヘッドスパなど、髪のためのスペシャルケアも行われています

    パサパサを防いで潤いのある美しい髪に!

    男性の後ろ姿
    髪が乾燥で傷んでしまい悩んでいる方は、まず髪が乾燥する原因を押さえておきましょう。髪に合わないシャンプーを使ったり、ドライヤーの方法を間違えたりすると髪を傷めてしまうことも。他にもヘアカットやパーマなども、髪の毛のツヤや弾力が失われる原因になり得ます。

    このように、髪が乾燥で傷んでしまう原因はさまざまあります。そこで普段の生活から髪の健康を意識することが大切です。特に、睡眠不足や食生活の乱れなども髪の健康を損なう原因になります。

    髪の乾燥対策についてできることから始め、髪の健康を保ちながらパサツキを防ぎましょう。

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