頭皮の湿疹ができる原因とは? 健康的な頭皮を保つおすすめの予防方法を紹介!

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頭皮を気にする男性
目次

    頭皮に湿疹ができて、かゆみやフケが出たりした経験はありませんか?実は頭皮のトラブルには生活習慣が大きな関わりをもっています。

    頭皮の状態を作っているのは栄養やホルモンといった身体づくりと同じような要素があります。また、ドライヤーのかけ方やシャンプーの仕方も頭皮の状態に影響を及ぼします。この記事では、頭皮湿疹の原因とその症状、トラブル解決方法や予防方法まで解説します。

    かゆい・痛い・フケやかさぶた… 頭皮湿疹の原因を解説!

    鏡を見ながら頭皮を気にする男性
    頭皮に湿疹ができて頭のかゆみや頭皮の痛み、フケやかさぶたに悩んでいる人は多いのではないでしょうか?下記では、頭皮に湿疹ができる原因について解説します。

    合わないヘアケア|シャンプーや整髪料など

    頭皮に湿疹ができて、かゆみ・痛み・フケ・かさぶたといった症状が起きる原因として、合わないシャンプーを使ってしまっている場合や洗い残しがある場合などがあります。

    例えば、頭皮が乾燥しやすい人にとって、洗浄力が強いシャンプーをつかってしまうと皮脂を過剰に洗い流してしまい乾燥が悪化してしまうので、湿疹の原因になる場合もあります。

    一方で、皮脂の分泌が多い人が洗浄力の弱いシャンプーを使うと汚れが残ってしまいます。自分の頭皮に合ったシャンプーや整髪料を選ぶことは、頭皮の湿疹を予防するのに大切なポイントです。

    接触皮膚炎|かぶれによる炎症

    接触皮膚炎は、皮膚科医が診察する頻度の高い疾患として知られています。接触皮膚炎は、刺激物質や抗原が皮膚に接触することによって発症する湿疹性の疾患です。

    接触皮膚炎では、かゆみやヒリヒリ感を伴った炎症反応が起き、慢性化することで、慢性接触皮膚炎へとなって、皮膚が肥厚化してしまうことも。

    接触皮膚炎には、いくつかの種類があり刺激性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎・光接触皮膚炎などがあります。

    毛髪染料や紫外線などを原因とする場合もあり、専門家に相談する必要があることも多いです。

    乾燥性皮膚炎|赤みやかゆみ・粉をふいた感じ

    乾燥性皮膚炎は、皮脂の不足で引き起こされる頭皮の湿疹症状です。通常頭皮は、皮脂・天然保湿因子・角質細胞間脂質の3つでうるおいを保っています。

    しかし、加齢などに伴ってそれぞれの物質が少なくなると、皮膚が乾燥しやすくなって乾燥性の湿疹が起きることもあります。

    加齢性皮膚炎で引き起こされる湿疹の初期症状として、白く粉を拭いた状態になり、かゆくなったり身体があたたまることでもかゆくなったりします。

    症状が進行すると、頭皮表面にひび割れができて、赤みやかゆみが初期症状よりも強くなります

    脂漏性湿疹(脂漏性皮膚炎)|赤みやかゆみ・脂っぽいフケ

    脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い人によく見られる病気です。頭皮の皮脂分泌量が多すぎてしまうと、ニキビになったり炎症をおこしてしまったりするケースがあります。

    皮脂が多すぎてしまうと、頭皮にカビ(マラセチア)が生えてしまいます。このカビ(マラセチア)は皮脂をエサにして遊離脂肪酸にしますが、この遊離脂肪酸が頭皮を刺激してしまいます。遊離脂肪酸が頭皮を刺激することで湿疹ができてかゆみ・フケなどがたくさん出るようになってしまいます。

    アトピー性皮膚炎|赤みやかゆみ

    アトピー性皮膚炎は、患者数の増加や治すことが難しい例が増加していることが報告されています

    頭皮や皮膚のアトピー性皮膚炎の原因には大きく下記の3つの要因があります。

    1. 原因・悪化因子
    2. 皮膚のバリアー機能異常
    3. 異常な炎症反応

    ダニ・ホコリや食べ物などは原因・悪化因子へ影響を与えます。また、精神的なストレスから引き起こされるアトピー性皮膚炎もあります。

    さらに、皮膚のかゆみがひっかき行動を引き起こし、皮膚を刺激・損傷させることで皮疹が悪化しさらにひっかき行動を誘発する悪循環に陥り皮膚のバリアー機能に異常をきたすこともあります。

    アトピー性皮膚炎の原因は様々ですが、原因に沿った治療をする必要があります

    健康的な頭皮を保つには? おすすめの予防方法を紹介!

    指を指す男性医師
    ここまでは頭皮の湿疹について原因と症状について解説しました。実際に健康的な頭皮を保つためにはどのようにすればよいのでしょうか?

    ここでは、頭皮に湿疹の予防方法を紹介します。

    頭皮湿疹ができた時は|病院へ行って症状を相談しよう

    頭皮湿疹ができたときは、自分だけで判断して対処せず病院へ行って症状を相談しましょう

    「頭がかゆいだけ」「フケが出るだけ」といって安易に考えるのではなく、症状が悪化する前に早期受診をこころがけましょう。症状が悪化することで、治療に長い時間が必要になってしまったり、脱毛の原因になってしまうこともあります。

    頭皮湿疹の原因を専門家に突き止めてもらうことで、自分に合ったシャンプーやヘアケアの方法などをアドバイスしてくれる皮膚科もあります。

    皮膚科ではどんな治療をするの?|内服薬や塗り薬など

    皮膚科での治療方法は、頭皮湿疹の病名や原因によって様々です。一般的には、ステロイドのローションを使われることが多く、専門家の判断のもとで、適切な強さのステロイドローションを処方されることが多いです。

    ただし、アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎の場合には、本質的な原因を改善する必要がある場合もあります。

    脂漏性皮膚炎の場合には、抗真菌薬のローションや皮脂分泌量を下げるためにビタミンB2やB6を処方されたり、ダニ・ホコリ対策として生活指導が必要な場合があります。

    専門家の判断によって治療方法が変わるので、近くの皮膚科を受診しましょう。

    おすすめの予防方法を紹介!

    頭皮湿疹を予防するためにはどのようにしたら良いか気になる方も多いでしょう。ここでは、頭皮湿疹を予防する方法について詳しく紹介します。
    ※この方法で確実に全員が予防できるとは限らないので、あくまでも参考として見てください。

    1. 肌に合ったシャンプーを使用しよう

    頭皮の湿疹を予防する上で、自分の肌にあったシャンプーを使うことはとても大切です。人によって乾燥しやすかったり、脂っぽい肌だったり、敏感だったりと頭皮の状態はさまざまです。

    乾燥肌の人が洗浄力の高いシャンプーを使ってしまうと、皮脂を落としすぎて湿疹症状がでることもあります。また、脂っぽい肌の人が洗浄力の弱いシャンプーを使ってしまった場合は、皮脂が残りすぎて湿疹を発症することも。

    下記のような自分に合ったシャンプーを選んで頭皮の湿疹を予防してみてください。

    頭皮湿疹を予防するおすすめのシャンプー種類
    乾燥肌の人脂性肌の人敏感肌の人
    アミノ酸系シャンプー
    ※保湿成分が含まれているもの
    高級アルコール系シャンプー
    石鹸系シャンプー
    ※髪への負担が少ないもの
    アミノ酸系シャンプー
    ※肌への刺激成分が配合されていないもの

    2. シャンプーの方法を見直そう

    頭皮の湿疹予防をするための方法として、シャンプーのやり方を見直すことも大切です。洗い残しやすすぎ残しがあると、炎症を起こすこともあります。

    シャンプー前は温水(理想は38度)で髪全体をよく洗い、髪表面の汚れやほこりを流し、皮脂汚れを浮かせることが大切です。

    温水で髪全体を洗う前にブラシで軽くブラッシングをしておくと髪の絡まりもほどけます。

    また、シャンプー剤はワンプッシュで十分です。手のひらで良く伸ばして泡立てる準備を整えてから頭全体になじませましょう。1回目は髪と頭皮表面の汚れを落とす目的でシャンプーをし、よくすすいだ後は、2回目のシャンプーで頭皮、毛穴の汚れを落とします。(2回目は泡をなじませながら頭皮や根本を意識して、マッサージするように洗うのがコツです。)

    シャンプーをなじませて実際に洗う時には、指の腹で円を描くように洗うことで頭皮マッサージもできます。爪をたててしまうと、頭皮へダメージを与えてしまい、逆に湿疹の原因になることもあります。

    最後にシャンプー剤をすすぐ行程では、頭皮や根本を意識しながらマッサージするように、ぬめりがなくなるまですすぎましょう。

    3. ドライヤーを正しく使って乾かそう

    ドライヤーを正しく使うことは、頭皮湿疹を予防する上で効果的です。ドライヤーの正しい使い方には、下記の4つのステップがあります。

    1. 濡れた髪の水分をタオルドライしドライヤー時間を短縮
    2. 強風モードで根元から80%程度まで乾かす
    3. 弱風モードで前髪を乾かす
    4. 弱風と冷風モードで残りの20%を乾かして仕上げる

    タオルドライをするときは、ごしごしと拭いてしまうと、キューティクルがはがれてしまう原因になります。髪をタオルでプレスしながら水分を拭き取れるとよいでしょう。

    また、強風モードでドライヤーをかけるときには、風をうまく散らし髪から10cm以上離しながらドライヤーをしましょう。髪の毛は8割がたんぱく質でできていて熱を与えすぎると髪から水分が失われてしまいます。

    最後の仕上げにドライヤーで冷風をあててあげると、ドライヤーで温まった髪の毛の熱を逃がし、ツヤのある髪に仕上がります。

    4. 生活習慣を見直してターンオーバーを整えよう

    生活習慣を見直すことは、頭皮湿疹の予防において効果的です。特に栄養や睡眠はとても大切です。

    栄養でいえば、ビタミンBの不足は脂漏性皮膚炎の原因でもあります。ビタミンBはビタミンB1(チアミン)、B2(リボフラビン)、B3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)、B6(ピリドキシン)、B7(ビオチン)、B9(葉酸)、B12(コバラミン)の8種類があります。

    ビタミンBが含まれている食品はさまざまですが、豚ヒレや豚レバー・まぐろ・かつおといった食品に多く含まれています

    また、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を滞らせて、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)を阻害してしまいますのでしっかり睡眠を取るようにしましょう。

    5. こまめにストレスを発散しよう

    こまめなストレス発散は、頭皮の湿疹を予防する上ではとても大切です。ストレスは、自律神経やホルモンバランスを乱すので頭皮の湿疹が起きたり、症状が悪化することもあります。

    適度な運動や気晴らしができると、精神的ストレスが軽減されるので、頭皮の湿疹を予防できるでしょう。

    日常生活のケアで頭皮湿疹を予防しよう

    海に向かって両手を上げる男性
    頭皮湿疹ができる原因はさまざまですが、日常生活にリスクが潜んでいることが多いです。環境的な要因や食習慣、精神状態や間違ったシャンプーのやり方、ドライヤーのかけ方などです。

    もし頭皮にすでに湿疹ができてかゆみがあったり、フケが出ている場合には、皮膚科を受診することをおすすめします。

    頭皮湿疹を予防するには、日常生活のケアがとても大切です。日々の生活習慣を整えることが頭皮を整えることにもつながりますので、本記事を参考にして頭皮湿疹予防をしてみてくださいね。

    板東ともあき(神田西口クリニック院長)
    監修:板東ともあき(神田西口クリニック院長)
    2011年:自治医科大学医学部医学科 卒業。2011年〜2014年:東京都や埼玉県の総合病院にて研修。2014年〜2019年:東京都内の複数クリニックにて男性医療に従事。2019年:神田西口クリニック開設、「男性専門のコンビニクリニック」をコンセプトに、神田駅前に開業。
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    Fortero(フォルテロ)