洗浄効果が高く、毛穴の汚れをしっかりとってくれる炭酸。その優れた作用から美容やヘアケアなど様々な分野に取り入れられています。そこで今回は炭酸シャンプーの効果について徹底解明してみました。はたして炭酸シャンプーにはどのような効果があるのでしょうか?気になる薄毛への効果を検証してみましょう。
炭酸シャンプーは薄毛にも効果があるの?
まず気になるのが炭酸シャンプーは薄毛にも効果があるのか?という点ではないでしょうか。
炭酸シャンプーは炭酸ガスが含まれたシャンプーのこと。直接薄毛に作用することはありませんが炭酸には頭皮に刺激を与えます。また洗浄力が高く、普通のシャンプーでは取り除けない頭皮の汚れや不純物をしっかりと落としてくれます。
毛穴の汚れがなくなり頭皮が刺激されることで、しっかりと酸素と栄養分が行き届き抜け毛や切れ毛の予防につながるのです。
炭酸ガス(二酸化炭素)の効果とは|頭皮に刺激を与える・皮脂などの乳化
炭酸シャンプーによって頭皮ケアが期待できる理由は、含まれる二酸化炭素(炭酸ガス)にあります。この効果は、医療現場でも様々な用途に使用されています。
これらの効果を炭酸シャンプーで期待したい場合、炭酸濃度が弱すぎると意味がありません。一般的な美容院での炭酸ヘッドスパの濃度が1,000ppm程度といわれているため、それ以上の濃度がある炭酸シャンプーを選びましょう。
頭皮環境の悪化は薄毛・抜け毛の原因のひとつ
生活習慣やストレスなどで体全体の血行が悪くなると、頭皮も血行不良を起こし頭皮環境が悪くなります。頭皮環境が悪くなると、髪の毛や頭皮に必要な栄養が余り届かなりへアサイクルが乱れます。
また老廃物がたまりやすくなり、これらの要因が重なって薄毛や抜け毛の原因となります。
正しいヘアケアを行うことも大切ですが、栄養バランスのとれた食事や適度な運動、良質な睡眠など生活習慣を整えることも忘れないようにしましょう。
炭酸シャンプーは頭皮環境を整えてくれる
炭酸シャンプーは発毛剤に含まれる「ミノキシジル」のようにダイレクトに薄毛に効くという訳ではありません。日本皮膚科学会発行の「AGA(男性型脱毛症)の診療ガイドラインにも特に触れられていません。
しかし前項でお伝えしたように炭酸ガスによって頭皮を刺激しますので、頭皮のべたつきや硬さ、顔のたるみが気になる方は炭酸シャンプーを取り入れてみましょう。
今日からできるヘアケア見直しポイントを解説!
優秀な炭酸シャンプーを使っていても、ケア方法が間違っていれば意味がありません。そこで実際に今日から実践できるヘアケアの見直しポイントについて、いくつかまとめてみました。
人によってそれぞれ頭皮の状態は異なります。自分の頭皮がどのような状態か把握し、自分に合った方法をさっそく取り入れてみましょう。
髪の毛と頭皮に合ったシャンプーを選ぼう!
シャンプーに含まれる洗浄成分には様々な種類があります。自分の髪の毛と頭皮の状態にあった洗浄成分を見極めると、ヘアケアによるダメージを極力減らせます。
以下ではシャンプーのおすすめ洗浄成分や育毛シャンプーとの違いについてご紹介します。
炭酸シャンプー以外にも! こんなシャンプーがおすすめ
炭酸シャンプー以外にも、頭皮に良いシャンプーはさまざまなメーカーから数多く販売されています。そこでおすすめしたい洗浄成分が頭皮の乾燥を防ぐ「アミノ酸系」や敏感肌でも使える「べタイン系」のものです。
反対にBHT(ジブチツヒドロキシトルエン)、ベンジルアルコール、イソプロパノールなどの添加物は皮膚炎やアレルギー、最悪の場合発がんなどの可能性もあるため、避けた方が良いでしょう。
その他にも香料やエタノールなど本来シャンプーに必要のない成分は頭皮刺激のもとになるため、おすすめしません。
育毛シャンプー(スカルプシャンプー)はどこが違うの?
育毛シャンプー(スカルプシャンプー)は健やかな髪の毛が育つ様に頭皮環境を整えることを目的としたシャンプーです。発毛成分などは含まれませんが、洗浄力を重視した一般的なシャンプーに比べて頭皮を健康に近づける有用成分が含まれています。
そのため継続的に使用することで「フケやかゆみ」「髪のハリやコシ」「抜け毛」などに嬉しい効果が期待できます。
シャンプー方法を見直そう!
次に正しいシャンプー方法について詳しくご紹介します。意外と見落とされていることが多いシャンプー方法。
シャンプー方法を見直すことで、頭皮や髪の毛のダメージを減らすことは可能です。今までのシャンプー方法となにが違うかチェックしながらしっかりとマスターしましょう。
1. ブラッシングをして絡まりをほどいておく
まず髪を濡らす前に、クッションのついたブラシで髪の絡まりをほどいておきます。スタイリング剤で固めている場合は、指である程度とかしておきましょう。
シャンプー前のこのひと手間で頭皮の血行が促進され、皮脂汚れが浮き上がってきます。またブラッシングを行わずにそのままお湯で濡らすと頭皮や髪の毛に負担がかかってしまうので注意しましょう。
2. お湯でしっかりと予洗いをする
シャンプーをつける前に38度のお湯で2〜3分、指の腹で円を描くように頭皮をマッサージします。この工程を「予洗い」と呼び、髪の毛についたほこりや汚れを洗い流してくれます。
シャンプー=髪の毛を洗うことという認識の人が多い傾向にありますが、実はシャンプーは頭皮の洗浄が目的。予洗いでほとんどの汚れは落ちてくれるのです。
3. シャンプーは手にとって泡立てて
シャンプーは直接頭皮につけず、いちど手に取ってしっかり泡立ててから髪の毛につけるのが基本です。男性であればシャンプー1回あたりワンプッシュで問題ありません。ある程度泡立ったところでシャンプー剤を頭全体にまんべんなくなじませます。
4. 指の腹を使って揉むように洗う
爪を立てずに指の腹で頭皮に円を描くようにマッサージしながら洗いましょう。髪の内側に指を通して毛先に向かって滑らせるように泡を移動させるのがコツです。
整髪料や皮脂の汚れが強い時はすぐに泡がなくなってしまうので、いちど洗い流した後再度同じように泡立てて洗います。
5. ていねいにすすぎ洗いをする
シャンプーの洗い残しがあると頭皮や髪の毛にダメージを与えかねません。時間をかけて。しっかりと丁寧に洗い流します。特に髪の毛の生え際や耳の裏側、頭頂部など洗いにくい場所にぬめりが残っていないか注意しながら洗い流すと良いでしょう。
6. コンディショナーやトリートメントは頭皮につけない
コンディショナーやトリートメントを使う場合、頭皮に直接つけないように注意しましょう。コンディショナーやトリートメントはキューティクルを保護してくれる成分が含まれますが、油分も多くなります。頭皮に直接つけてしまうと、毛穴に詰まりやすく頭皮がベタつく可能性があります。
7. ぬめりがとれるまで洗い流す
コンディショナーやトリートメントを毛先から髪全体になじませたら、再度丁寧にぬめりがとれるまで洗い流します。
指の腹を使って地肌からすすぎ始め、指を髪に通しながらしっかりすすぎましょう。この際も髪の生え際や耳の裏側、頭頂部などの洗い残しに注意です。
8. タオルドライ&ドライヤー
濡れたままの自然乾燥は頭皮や髪の毛に悪影響を与えます。タオルドライをした後は、必ずドライヤーで素早く乾かしましょう。ドライヤーは頭皮に直接熱風が当たらない程度に離し、熱を与える時間が短く済むように乾かします。
全体の髪の毛を立ち上げながら、乾きにくい根元から乾かすと早く乾きますよ。最後に冷風を当てると、髪の毛のキューティクルや頭皮の毛穴が引き締まってくれます。
プラスアルファのケアを取り入れよう!
生活習慣やヘアケアなどを改善すると同時に、プラスアルファで取り入れたいケアについて以下でご紹介します。
頭皮環境が良くなってくると、プラスアルファのケアも頭皮にしっかりと伝わりやすくなってくるのでより嬉しい効果が期待できるかもしれませんね。
1. 頭皮マッサージでさらに血行促進
頭皮マッサージを1日3〜5分程度こまめに行うと、頭皮の血行がより促進されます。実際に半年間継続して頭皮マッサージを行った結果、毛髪の密度や毛髪弾性、頭皮の定常血流量、キューティクル層の肥厚など全てにおいて増加していることがわかっています。
また頭皮マッサージを行うと普段使わない筋肉が刺激されるため、リフトアップも期待できます。頭皮や顔のたるみが気になる方はプラスケアとして取り入れてみましょう。
2. 育毛剤で髪の成長をサポート
炭酸シャンプーで毛穴の奥の汚れまでしっかり落としてから、育毛剤などを使用すると育毛剤に含まれる有用成分が浸透しやすくなります。化粧水と同じように頭皮にも育毛剤をつけると頭皮環境が良くなり乾燥やフケ、ニオイなどの悩みが解消しやすくなります。
お肌と同じように、頭皮にも仕上げのケアをしてあげましょう。
3. 美容室やクリニックでのスペシャルケア|ヘッドスパなど
セルフケアも大切ですが、たまにはプロの力を借りるのもおすすめです。美容院やクリニックには髪の毛や頭皮のことを熟知しているプロがいるため、悩みに応じて適切なケアを提案してくれます。
またマイクロスコープなど専用の機器を導入している施設が多く、より詳細に自分の頭皮の状態を知ることができます。自分にあったケア法がわからない方は、プロに頼ってみましょう。
適切なヘアケアで健康的な頭皮と髪を作ろう!
炭酸シャンプーは、より毛穴の奥から汚れを落としてくれるので、頭皮環境が整いやすくなります。ヘアケアの方法によって頭皮環境は大きく左右されるもの。
不調を感じている方は理にかなったケア用品を取り入れて、ヘアケアの方法を見直してみましょう。それでも改善しない方はクリニックを受診することをおすすめします。
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