周囲の同世代で薄毛の人が増えると、自分もはげていないか心配になりますよね。年齢を重ねていくと、知らぬ間に薄毛になっている場合もあります。
ただ、はげを予防するにはどのような対応をとったらいいのかわからないのではないでしょうか。
そこで今回は、はげを予防するためのすぐにできる対策方法を紹介します。ぜひ記事を参考に頭皮環境を整えて、はげにならないように予防を行いましょう。
はげはなぜできるの? 予防はできる?
はげに悩む男性の多くは、そもそも薄毛になるメカニズムを知らないのではないでしょうか。理論を知らないと、対策を立てるのは難しいです。
そのためこの項目では、はげの基礎知識と予防ができるかどうかを解説します。
知っておきたいはげの基礎知識
ひとくくりに「はげ」といっても、実は種類があります。種類によって特徴が異なるため、それぞれの脱毛症の内容を把握しておくと、はげの予防に繋げやすくなります。
はげには種類がある|円形脱毛症・AGAなど
はげの代表的な種類は、「円形脱毛症」や「AGA」などがあります。円形脱毛症とは、いわゆる「10円はげ」と呼ばれるもの。頭頂部や後頭部などの一部分がストレスや体調などにのよって10円玉のようにはげてしまう症状です。
AGAは、思春以降の男性に発症しやすい「男性型脱毛症」の略です。40代までに男性の3人に1人が発症するといわれています。はげに悩んでいる男性の多くは、AGAが原因の可能性が高いです。
はげ(男性型脱毛症)の原因とは|食生活の乱れ・男性ホルモンなど
男性の約3割が発症するはげ(ここではAGAのこと)ですが、主な原因は男性ホルモンといわれています。
男性ホルモンのひとつテストステロンが、頭皮にある5αリダクターゼという酵素と結びつくと、ジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。DHTが髪の毛根にある毛母細胞に入り混むと、ヘアサイクルを乱してしまうのです。
その結果、通常よりも毛が成長しなくなり、どんどん抜け落ちていき薄毛になります。このように、男性ホルモンによってヘアサイクルが乱されるのが円形脱毛症やAGAの主な原因です。
また、食生活の乱れや頭皮環境の悪化などもはげの発症に関係しています。
はげは予防できるの?
本題になりますが、はげは予防できます。ただし、予防をしたからといって、はげになるのを必ず防げるわけではありません。はげを発症させてしまっている根本的な問題を改善することが、対策につながります。
できることから始めよう! おすすめの対策方法を紹介!
ここでは、今日からすぐに始められる対策方法を3つ紹介します。
1. 頭皮環境を整えよう
1つめの対策方法は、頭皮環境を整えることです。頭皮を清潔に保つことで、雑菌の繁殖を防ぎ皮脂の過剰分泌や乾燥肌になるのを防げます。
頭皮環境を整える際に大切なポイントは、以下の4つです。
髪と頭皮に優しいシャンプーを選ぼう
頭皮環境を整えるために、髪と頭皮に優しいシャンプーを使いましょう。
シャンプーにはさまざまな商品がありますが、とくにアミノ酸系の洗浄成分が入っており、合成香料や着色料などの頭皮を刺激する成分が含まれていないものがおすすめです。
シャンプー選びに不安がある方には、頭皮環境を整えるのにおすすめの商品を「Fortero(フォルテロ)カーボニックスカルプシャンプーとは? 特徴と効果を上げる使い方を解説!」の記事で紹介しています。ぜひ、ご参照ください。
正しい洗髪方法を身につけよう
正しい洗髪方法を身につけることも、頭皮環境を整えるために重要です。
たとえば、過度な洗浄はしないように注意しましょう。過度な洗浄とは、髪を力強く洗ったり、1日に2回以上洗ったりすることを意味します。洗いすぎてしまうと、必要以上に皮脂が落とされて頭皮にダメージが加わり乾燥しやすくなります。
その結果、頭皮を保護しようと皮脂を過剰に分泌するようになり、頭皮環境が悪化してしまうのです。
育毛剤を使ってみよう
頭皮環境を整えるために、育毛剤を活用するのもおすすめの予防方法になります。
育毛剤とは、現在ある髪の毛に維持に働きかける製品です。頭皮に刺激を与えたり、頭皮に栄養を与えたりする働きがあります。つまり、髪の健康を保つ作用がある育毛剤は、はげが進行していない方におすすめの製品です。
育毛剤を使用する際は、洗髪後に使いましょう。指でマッサージ育毛剤を塗布していくと、より頭皮に馴染んでいきます。
育毛剤について興味がある方は、「Fortero(フォルテロ)には育毛剤もある! 薬用スカルプローションの魅力と使い方を紹介」の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらも、参考にしてください。
乾燥対策・紫外線対策をとろう
頭皮の乾燥や紫外線対策も、頭皮環境を整えるためにおすすめです。乾燥したり、紫外線を受けたりすると、頭皮のバリア機能が低下して赤みやかゆみなどの症状が出る場合があります。
そのため、以下のような対策をとりましょう。
- 頭皮の保湿ができるシャンプーを使う
- 加湿器を使う
- 育毛剤による保湿
- 帽子をかぶる(長時間は被らないようにする)
このように、乾燥や紫外線に対する対処をすることもはげの予防対策においては大切です。
2. 食生活を改善しよう
2つ目のはげの予防方法は、食生活の改善です。髪の成長には、食事から取れるさまざまな栄養素が必要になります。髪に大切な栄養を取れるように、普段の食生活から心がけていきましょう。
積極的に取り入れたい栄養素とは?
髪を作っている主成分は、「ケラチン」と呼ばれるタンパク質の一種です。ケラチンが不足してしまうと髪が弱々しくなったり、抜けやすくなったりします。
ケラチンを生み出すには、「タンパク質」や「亜鉛」などの栄養素が必要です。そのため、タンパク質・亜鉛・各種ビタミンなどが多く含まれる食べ物をとるようにしましょう。
タンパク質が多く含まれる食べ物には、肉類(赤身肉)や魚介類、乳製品などがあります。とくに「ゆで卵」や「鶏むね肉」は、タンパク質が多くおすすめです。
亜鉛は、「牡蠣」や「豚レバー」「大豆類」などに多く含まれているため、積極的に食べましょう。
規則正しくバランスの良い食生活を実践しよう
上記で説明した亜鉛やタンパク質などは、どちらか片方だけ過剰に食べるのはおすすめできません。髪に必要な栄養素をまんべんなく取ることが、はげを予防するために大切です。
また、暴飲暴食や過度なダイエットもできるだけ避けましょう。血流が悪くなり、成長に栄養素が頭皮まで届きづらくなります。規則正しい食生活を意識して、栄養バランスも整えていきましょう。
3. 生活習慣を改善しよう
3つ目は、生活習慣を改善してはげを予防しましょう。ここでは、すぐにできる改善ポイントを3つご紹介します。
良質の睡眠をとろう
良質な睡眠をとることは、成長ホルモンの分泌につながり髪の健康を左右します。そのため、以下のようなポイントに注意して睡眠の質を上げていきましょう。
- 寝る2時間前に入浴しておく
- 就寝前にパソコンやスマートフォンの画面を見ない
- 軽いストレッチをしてから眠りにつく
とくに現代は、パソコンやスマートフォンを寝る前に見てしまう方は非常に多いでしょう。はげを予防するために、上記の項目を意識して寝るようにしてください。
飲酒・喫煙はほどほどに
飲酒や喫煙は、血の巡りを悪くする可能性があるため控えるのがおすすめです。血流が悪くなると、タンパク質や亜鉛などの栄養素を髪まで届けられなくなります。その結果、髪が成長せずに弱々しくなったり、抜け落ちたりします。
どうしても我慢できない方はタバコ1日1本、お酒1日350mlだけなど、量を抑えてほどほどにしておきましょう。
適度な運動を取り入れて血液循環機能促進
適度な運動を取り入れることも、生活習慣の改善としておすすめです。運動不足によっても、血液循環が悪くなる場合があります。そのため、頭皮まで血が巡るように適度な運動で血液循環機能促進を行いましょう。
できることから始めてはげを予防しよう!
今回は、はげを予防するための対策方法を紹介しました。男性の3人に1人がAGAを発症するといわれているため、あなたがはげてしまう可能性は十分にあります。
しかし、いまのうちから予防をしておけば、発症を遅らせたり、症状を軽くできるかもしれません。そのため、自分のできることから始めていき、はげを予防していきましょう。
薄毛や抜け毛などの症状が出始めて心配な方は、専門のクリニックへ受診するのがおすすめです。適切な対処の仕方を、指導してくれます。少しでも気になる方は、ぜひ検討してくださいね。